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幼児教育の無償化スタート

子どもたちの幸せに繋がる幼児教育の無償化が始まりました。保育料が無償化される意義は一体どこにあるのでしょうか。先行する欧米先進国の幼児教育無償化の流れの中で、我が国もやっと幼児教育重視へ舵をきったと言えると思います。幼児教育の重要性が認知され、全ての子どもに幼児教育を受ける機会が与えられたことは大変意義あることだと思います。幼児期の教育の重要性はアメリカのノーベル賞受賞者ヘックマンの研究によって統計的に証明されたことが大きく影響しています。つまり幼児期の教育投資効果が大きく、経済的に国を豊かにするという経済の論理が背景にあると考えられます。無償化にはもう一つの側面があり、子育て世代の負担軽減による少子化対策です。これまでにも段階的に保育料の軽減は図られてきましたが、今回一気に満3歳児以上の幼児の保育料を無償としたのは大変素晴らしいことだと思います。

一方この無償化の財源に今回アップした消費税が充当されることは、国民すべてが負担をすることになり、広く国民的理解が必要となります。今のところこの財源措置に大きな反対の声は聴かれず、全ての世代から理解を得られていると考えています。これはとてもありがたいことで、国民の教育に対する見識の高さが窺えます。しかし、よく考えてみると、無償化による幼児教育への期待は大きく、成果が求められることになると考えています。つまり無償化を教育の論理でとらえることが必要になってくると考えられます。幼稚園は日々研鑽を重ね、保育の質を高めることが一層重要になってまいりました。職員の研修を充実し、指導力を向上させ、子どもの成長を可能な限り伸ばす実践が求められることになると思います。

また、この無償化は就園義務を伴わない「義務教育」と等しい立場に置かれることになると考えられます。幼児期の教育に対する保護者の責任を自覚することも一層重要になってきたのではないかと考えます。家庭教育の充実を基本に幼稚園教育の深化が期待されるようになると考えています。今後私たちは幼児教育に対する国民からの期待に応える努力をしていかなければならないと考えます。家庭と幼稚園が価値観を共有し、子どもが健やかに成長する姿を地域社会に具現化、可視化する取組が一層求められるようになるのではないかと考えます。

2019.10.02
ノカンゾウ

ノカンゾウの花が咲き始めています。今朝6日、台風8号の影響を心配して出勤したとき正面玄関右の小さな花壇に、そよ風に揺れている橙色の花を見つけました。2年前隣家から株を分けていただいて育てていたものです。

この花の寿命は短く、咲いた翌日には萎んでしまうくらいで「忘れな草」とも言われ、万葉集にも登場しています。(忘れ草垣も繁みに植えたれど醜の醜草なお恋にけり)

だいたいの意味は「垣根いっぱい隙間なく 忘れな草を植えたのに つまらぬくさめ なおさら恋しくなったようだ」また、この花は食用にもなり若葉をおひたしにして酢味噌で食べるのだそうです。(出典Wikipedia

 夏は花の種類が少なくなる時期です。8月は35℃を超える猛暑日が続き、ヒトは熱中症対策に追われています。ノカンゾウは暑さに耐え、毎年律義に花を咲かせ私たちを慰めてくれているようです。

 夏休みも後半に入ります。それぞれの家庭で有意義な過ごし方をしていることと思います。預かり保育の子どもたちも元気に登園し、上下のクラス別保育で様々な体験を積んで楽しんでいます。園庭工事の関係で年長児・年中児たちは園外保育にでかけ、通常の保育では体験できないような経験もしています。(HP参照)その園庭工事も今週末で終了します。来週からはきれいに整地された園庭で思い切って遊ぶことができます。保護者の皆様には824日(土)の偉人祭で見ていただきたいと考えています。

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2019.08.06
放蝶
 6月も終わりが近づいています。空梅雨模様の天気で朝夕の寒暖の差で体調管理が難しくなっています。
 月初めにツマグロヒョウモンの幼虫の飼育を始めました。年長ゆり組の保育室に7匹の小さな幼虫がやっていて、パンジーの葉をモリモリ食べて4,5㎝に成長した幼虫が蛹になったのが2週間ほどの前で、蛹から蝶になるまで約1週間かかりました。その間子どもたちは毎日観察を続け、蛹から蝶になる瞬間を見届けた子どももいました。
 本園では直接体験を重視し、花や野菜の栽培やチョウの飼育体験を行っています。自然環境にはあまり恵まれていないような街中でも例年パンジーに産卵をしています。ここ2年ぐらい産卵にきてくれなかったので、今年は子どもたちが大変喜んで観察に取組んでくれました。
 順調に羽化した蝶とのお別れに日がやってきました。今月18日成蝶になったツマグロヒョウモンを園庭に移して記念撮影後青空に放しました。ケースから出してもいきなり空へ飛んでいく様子は見られず、しばらく子どもたちの手に止まって別れを惜しむかのようでした。
 その後子どもたちに別れを告げて青空へ飛び立つチョウを歓声を上げながら追っていく姿はイキイキとしていました。
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2019.06.21
”せごどん”しゅうせいキッズクラブスタート
 2018年、明治維新から150年を記念して結成された”せごどん”しゅうせいキッズクラブの2年目の活動が始まりました。維新の原動力として大きな功績を残した西郷隆盛や大久保利通たち幕末の志士たちの多くが加治屋町で誕生し、郷中教育の中で心身を鍛え磨き上げました。
 いわば維新のふるさとである加治屋町に今から106年前に設立された集成幼稚園は当時の伝統・気風を連綿として引継いで、今日の新しい価値観と融合させながら発展を続けてまいりました。郷中教育の現代版として異年齢の交流活動や妙円寺詣り、偉人祭、山坂達者城山登山などで「やさしく・かしこく・たくましい」子の育成に重点を置いています。
 このキッズクラブは通常保育以外で、より一層の異年齢の交流活動、薩摩の伝統行事への参加、いろは歌遊びなどで健やかな心と体の育みたいと願って結成されました。
 現在4,5歳児24名で木曜日に活動しています。揃いのオリジナルTシャツを着て礼儀作法も大事にしながらいろいろな活動に取組んでいます。秋には「せごどんもえんこ」に参加する予定です。
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2019.05.28
キャッシュレス化は大丈夫ですか

 キャッシュレス化が一段と進んで行きそうです。プリペイドカード、クレジットカードなど非現金決済だけでなく電子マネーを活用した決済方式で即決性が高まり買物の利便性が格段に向上することは間違いがないと思います。政府はキャッシュレス化を国際水準まで高めインバウンド(訪日外国人)など国際化に対応しようと今秋の消費税10パーセントに上げる段階で、電子決済で商品を購入したらポイントを付与するアドバンテージで一気にこの制度を定着させたいようです。

キャッシュレス化は時代の流れで止めようもない現実となってきていますが、デメリットを理解し、対応を誤らないことが大事だと思います。教育上のデメリットは売買の基本が見えにくいところにあります。子どもたちの数の概念を体験的に学習する機会がなくなることも心配です。お釣りは加減の計算を頭の中で処理する大変意義ある機会であります。キャッシュレス化を否定するつもりは在りませんが、子どもへの影響はどうか。金銭教育上の課題はないのか。親がしっかり判断することが必要になると考えています。

あなたは子どもにスマホ決済をさせますか。

さて恒例の「お店屋さんごっこ」が行われ、前日までに準備した商品を模擬円で売り買いする遊びで賑わいました。この保育のねらいは、「ごっこ」という遊びの中で社会の仕組みを体験しながらルールを理解するところにあると思います。本園ではさらに異年齢での相互交流を行う狙いを付加して行っています。お金の計算はまだまだ難しい年齢ではありますが個数に換算して買い物をしている姿を見るとき、キャッシュレスの前段階として益々重要な役割を持つ保育内容となってきたと実感しています。

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2019.02.28
亥年を元気よく

新年明けましておめでとうございます。

今年は亥の年、動物に当てはめると「イノシシ」なっていますが、12支の12番目、つまり最後に神様の前に到着したのはなぜでしょうか。面白い寓話があり、ネコが12支に入っていないわけは周知のとおりで説明は不要と思います。イノシシはなぜ一番後に神様の前に現れたのか。実は一番先に神様の前に姿を見せたのはイノシシでしたが勢いよく走りすぎ方向転換がきかず回りまわって神様の前にたどり着いたときにはビリになっていたというのです。ホントかウソかは想像にお任せしますが面白い話で「猪突猛進」の四字熟語になるほど納得と思うところです。

さて世の中「○○ファースト」と我が国でもあの国でも声高に自国民に強烈にアピールし混乱を世界にまき散らしているリーダーの登場で政治も経済も混とんとした時代を迎えています。平成の時代も4月で終わる予定で、12支も一番おしまい亥年、ここはじっくりと落ち着いてラーストを締めたいものです。

幼児教育は平成26年度頃から大きな改革の時を迎え31年度で制度、内容が大きく変わりその締めくくりを「幼児教育の無償化」で完成させようとしています。わが国の幼児教育はこれまで先進主要国の水準から大きく遅れ、財政出動も低いレベルでその重要性を政府もあまり重要視してこなかった経緯があります。ところが幼児期の教育投資が社会人としての能力や所得を大きく左右している。社会全体に投資効果を生み、国を豊かにするというヘックマンの研究成果が我が国でも共有され始め、これまでの政策転換し、舵を大きく「幼児教育重視」に切ってきました。幼児教育関係者にとっては念願が叶えられつつあり大変喜ばしいことだと思っています。

幼児教育の施策もいよいよ最終段階に入ったようです。

2019.01.08
平成30年度学校評価結果について

 平成30827日(月)平成30年度の学校評価委員会を開催いたしました。幼稚園側で実施された自己評価結果を基に評価委員会の意見をまとめましたので結果を報告します。ついては指摘された改善点及び要望については今後の幼稚園経営に反映していただくようお願いします。

◎自己評価結果について

①組織運営②教育課程③保育・指導④健康・安全・食育⑤特別支援教育⑥研修⑦情報提供・保護⑧教育環境整備の8項目でした。

組織運営について

, 山下小校区総合文化祭にはどのような姿勢で臨んでいるか。

, 本園の取組を地域の方々に見ていただく機会として全園児を舞台で発表させている。

Q,入園式、卒園式、運動会は子どもの様子を見ることができるが、もっと機会を増やして欲しい。

A,保育参観や祖父母参観、発表会など幼児の姿が直接見られるような努力をしていきたい。

健康・安全・食育について

Q,給食指導はどのように行っているか。

A,毎月19日を食育の日と定め調理師・栄養士をクラスに招待して栄養など食に関する話題を子どもたちに提供して交流を図っている。また今年は保護者に食育セミナーを実施し、家庭における食育への関心を高めることができた。

Q, アレルギー対応はどうしているか。

A, 対象児には除去食を準備し、他の子どもと混ざらないように皿の色は変えている。また配膳等でミスがないように複数の職員でチェックする体制をとっている。

*要望(来年から給食担当者も学校評価委委員会に出席させて欲しい。)

 ⑤ 特別支援教育について

 Q,特別支援教育で他の教育機関との連携はどのように図られているか。

 , 療育施設との連携は常に図っている。互いの施設訪問や電話で情報交換を行っている。保護者との連携は支援計画を作成し保護者と指導方法、内容について打ち合わせを行い意志の齟齬が内容にしている。

 A,  山下小学校の1年生と卒園児との交流会を3学期に行っている。学校探検、教室訪問などで学校生活への期待を抱かせる機会となっている。

*その他 (保護者アンケート結果から)

Q,偉人祭で沿道にいかにたくさんの応援者を呼び込むか。課題である。

A,これは町内会の課題である。昔と違って新しい地域住民への参加周知が難しくなってきている。

A, 今年は幼稚園として対策を講じてはきている。一部人通りの多いコースに変更したり保護者の応援スポットをクラスで分散したりしてきた。加治屋町の重要な行事である偉人祭について啓発活動を行い、年々理解者が増え、参加状況もよくなってきている。

Q, 熱中症対策にはどのように取組んだか。

A, コースの途中に給水ポイントを設置したり経口補水液を携帯したりして万全の体制をとって実施した。

Q, “せごどん”しゅうせいキッズクラブに子どもたちの参加の様子はどうか。

A, いろは歌かるたを使うことで文字への興味を示したり異年齢の交流遊びをしたりして通常保育とは異なる雰囲気の中で楽しそうに活動していると感じる。

Q, お迎え時間が預かり保育と重なるので混雑している。

A, 少し活動時間を早めたいと思います。

                                            平成30年9月25日

 以上のとおり報告いたします。

       集成幼稚園学校評価委員代表 宇治野一則

  

   

2018.12.01
明治維新150年を振り返って

 異常な暑さの夏が過ぎ、朝夕冷え込むようになり暦どおりの晩秋のときを迎えています。

 暑かったのは気候だけでなく、150年というメモリアルイヤーが鹿児島を特に熱くさせたのではないかと思います。

 その150年が終わろうとしています。明治維新という「大変革」で一気に中央集権体制を構築し近代日本の礎を築いた偉業は後世の批判を甘んじて受けても歴史的評価はゆるぎないものがあると考えます。そしてこの偉業を成し遂げた中心に鹿児島があり、加治屋町があることに改めて誇りを持ちたいと思います。

 今年は私たちの集成幼稚園にとっても記念すべき年で歴史の重み再認識し、先人たちが残した伝統的な文化の価値を一段と高めることができたと思っています。本園の伝統的な行事である偉人祭、妙円寺詣りは、その意義を多くの方々に伝えることができ、子どもたちが体力と気力を十分に養い、達成感を味わいながら自信をつけていると感じました。その内容の一部がマスコミにも紹介されて反響が寄せられるようになりました。来年度入園希望者の中に本園の歴史と伝統に魅力を感じ、県外から鹿児島市に転入された方の子どもさんが複数入園してくださることになり、たいへん喜んでいるところです。いずれは鹿児島を離れることになるが鹿児島らしい教育を体験させたいという強い願いがあるようです。これまでにない保護者の反応も明治維新150年の関連事業で鹿児島への関心が高まった証拠ではないかと考えています。

 また本園でも記念事業として”せごどん”しゅうせいキッズクラブを結成し、加治屋町の歴史に触れ、鹿児島の伝統行事である「せごどんのえんこ」に参加することができ保護者の関心、期待に応えることができました。4,5歳児の異年齢の集団の中で互いに助け合いながら心身を鍛えていく郷中教育の精神を少しずつ学ぶことができたと思っています。

 

2018.11.20
正常性バイアスについて

わたしは大丈夫、ですか。

 

2018年の夏は異常な暑さに悩まされ、災害の多発に塗炭の苦難を強いられた地域、人々がたくさんいました。618日大阪北部地震、628日~78日西日本豪雨災害、そして台風19号、20号による被害などが発生しました。直近では9月6日震度7の北海道地震が発生しています。日本列島は地震、風水害の多発地帯にあり、それへの備え、対処方法も人間の知恵として蓄えられて、被害を最小限に留める手立ても進歩してきてはいます。気象情報の多様化と予報の精度も以前と比べると格段に向上してきていて、避難行動の基準も明らかになってきています。地震予知はいまだ完全予知とはいかないまでも、緊急地震速報にみられるように直前の周知は可能になってきています。

ところで人間には危機的状況になっても「自分は大丈夫」という正常性バイアスがかかり、自分にとって不都合な情報は無視したり、過小評価したりする傾向が表れるといいます。この根拠のない自信が悲劇を呼び、今回の西日本豪雨災害でも多くの住民の方々が悲しい災難に遭遇しています。避難準備、避難勧告、避難指示と危機的状況に応じて自治体等から通知がなされますが、早めの対応という点では避難指示が出される前の行動が重要となってきているのではないかと思います。

今から25年前の平成586日鹿児島市は集中豪雨にみまわれ甲突川が氾濫して加治屋町一帯も浸水、本園でも床上60cmまで水位が上がりました。夏休み中で園児たちが不在で人的な被害に会わずに済んだのは幸運だったと思います。  さて2011年の東日本大震災を契機に園児の安全確保のための訓練を強化してまいりました。地震、水害時にいかに園児を保護者の皆様に安全に、確実に引き渡すかが大きな課題となりましたので「園児の引渡し訓練」をスタートさせました。今年も910日(月)に実施しました。今年の訓練は一段と現実味を帯びて保護者の皆様の意識が高まったと感じました。

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2018.09.12
学校評価委員会開かれる
 厳しい残暑の中、8月27日(月)本園で学校評価委員会が開催されました。この会の目的は集成幼稚園の取組が国の示すガイドライインにそって適切に運営されているか。本園教職員の自己評価を基に外部に方々に評価をしてもらい、今後の改善に役立てていこうとするものです。
 委員の構成は前加治屋町内会長、現加治屋町内会長、人権擁護委員、小学校長、保護者会会長、本園卒園者代表の6人のメンバーでした。①組織運営 ②教育課程 ③保育・指導 ④健康・安全・食育 ⑤特別支援教育 ⑥研修 ⑦情報提供・情報の保護
⑧教育環境の整備の8項目で評価をしていただきました。
 具体的な評価結果については次の機会に回しますが、概ね良好の評価をいただきました。しかし課題もいくつか指摘がありましたので改善に向けて努力をしてまいりたいと考えています。
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2018.08.30